【NO.12】「社員の力で最高のチームをつくる」

みなさんこんにちは。

今回は、私が今読み終えたばかりの、「社員の力て最高のチームをつくる《新版1分間》エンパワーメント」の内容を皆さんにご紹介したいと思います。これは、世界で最も影響力のあるリーダーシップの権威の一人である、ケン・ブランチャード氏をはじめとする3名の共著で、あの星野リゾートの星野佳路氏の監訳によるものです。

まず結論からいうと、メインテーマである「エンパワーメント」とは、組織のトップが自らの力で仕事を進めていける環境をつくろうとする取り組みです。社員の中に眠っている能力を引き出し、最大限に活用することを目指すものです。複雑さとダイナミックさが増す世界で生き残ろうとする組織にとって、避けて通れない課題といえるでしょう。

この著においては、エンパワーメントを実現していくためには3つの鍵があるといいます。それは

【第1の鍵】…全員で情報を共有する

【第2の鍵】…自律的な働き方を促進する

【第3の鍵】…セルフマネジメントチームを根づかせる

の3つからなるとしています。【第1の鍵】である「全員で情報を共有する」ですが、社員に正確で詳細な情報を共有化しなければ、社員は会社を成功させるためのパートナーにはなってくれないし、自社と自社を取り巻く市場についての情報を共有することは、社員をエンパワーして企業内起業家になってもらうために絶対不可欠です。情報共有がエンパワーメントを成功させる第1の鍵だというのはこういう理由によるものです。

続いて【第2の鍵】は、「自律的な働き方を促進する」ですが、これはそれぞれの仕事に境界線を引いて、自立的な働き方を促すことと言えます。つまり「これ以上やってはいけない」という禁止を示す境界線ではなく、エンバワーメントの枠組みから言えば、その中では自分たちで決めることができ、決めたことに従って行動してもかまわないという、自立を促す積極的な境界線を意味するものです。

最後の【第3の鍵】「セルフマネジメントチームを根づかせる」ですが、セルフマネジメントチームとは、業務プロセスあるいは製品やサービスについて責任をもつ社員によって構成され、仕事の最初から最後までをそのチームが計画し、実施し、管理するチームです。ここでのポイントは、従来マネージャーが行っていたことを常にチームが行っているということです。つまり、社内の情報を集め、分析し、何をするべきかを決め、決めたことを全員が一丸となって実行するという仕事がチームにゆだねられています。

ある企業では、エンパワーメントに取り組んだ結果、カスタマーサービスにおいて99.99%越という高い顧客満足度を維持しながら、売上を毎年10%引き上げ、コストは毎年10~15%削減しました。それに加えて、社員は毎日元気いっぱいに出社するようになりました。

責任は増えたけれど報いも大きいことを知ったのです・仕事のスピードも早め、コストを下げ、品質を高めるようなアイディアが次々と出るようになりました。おかげで、ビジネスはすっかり活気づき、お客様にも愛される会社になったと聞いています。

組織の中で社員に能力を100%発揮させたければ、情報を共有して、失敗を恐れる要素をとり除かなくてはなりません。さらには職場が安全だと感じられ、現場からの観点や発想で新しいことを試す自由が与えられれば、社員のなかに強いオーナーシップが生まれます。

さらにはエンパワーされた組織では、職位にともなうパワーはさほど意味を持たないということです。それよりも、メンバー各自の専門知識や能力、人間関係、責任ある行動の方が、ものごとを進める上で大きな意味を持つようになります。

最後に、エンバワーメントは会社のためだけにあるのではなく、個人のためのものでもあります。「人ひとりに、大切なことに関わっているという手応えを感じてもらい、自分が誇れる存在になってもらうためのものでもあると」いう言葉が心に刺さりました。

初めての書評バージョン、いかがでしたでしょうか?ご興味のある方は、ぜひ購読してみてください。

最後までお読み頂きありがとうございました !  

神田 和明

神田 和明

結果の出る強い組織づくりコンサルタント

株式会社チームフォース代表
中小企業の経営者に、コンサルティングとコーチングのハイブリッド型ソリューションで「結果の出る強い組織づくり」のサポートを行い、「活力」と「成果」をお届けしています
中小企業診断士/【BCS認定】プロフエッショナルビジネスコーチ/宅地建物取引士

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