みなさん、こんにちは。(株)チームフォース代表の神田和明です。私は現在、JR田町駅に直結するステーションタワー内にあるサントリー株式会社・人事部に勤務し、組織開発、カルチャー醸成、シニア活躍、およびリーダーシップ及びフォロワーシップ研修等の仕事に携わっています。そしてその傍ら、2年前に副業として「株式会社チームフォース」を立ち上げ、「人に活力、組織にビジネスの成果を」を理念とし、「チームパフォーマンスコンサルタント」として「結果の出る強い組織づくり」のサポートをさせて頂いています。
私は「マネジメント」という概念をサントリーでの営業経験を通じて学びました。それは新宿歌舞伎町の大手S酒店を担当し、その取引先である飲食店への営業活動をしていた時です。私の最大のミッションは、S商店と取引している飲食店に対して、当時の主力商品であった「サントリーウイスキーローヤル(以下ローヤル)」の取扱店の拡大と、1店当たりの販売数量を増やすことてした。その手段として、私は年2回の拡売キャンペーンを仕掛け、年間の販売数量を達成することを計画していました。いま思えば、その時に頭をひねって考え、実行したそのキャンペーンの販売活動が私のマネジメントの原点になっているような気がしています。私は目指すキャンペーン計画の達成に向けたマネジメントを遂行するために、以下のPDCAを組み立てました。
「神田のやり方は魂がこもっていないんだよ・・・・まさに”仏作って魂いれず”だ」と。そして「確かにマネジメントの型は理想的で理にかなったもので一見、うまく機能する感じがするが、それだけでは人や組織というものは簡単に動くものではない」。「それはマネジメントの対象が人間だからだ。人間は感情の動物であり、地位や権限で動くのではなく、人の心でしか本人の自発的行動を促すことはできない」と。そう言われてみれば、私は部下が決められたことを実行するのは当たり前のことで、できないのは単なる怠慢だとしか考えていなかった。常に自分の方から一方的な「べき論」をしつこく説くだけで、その私の言動に対して課のメンバーがどのような気持ちで仕事をし、どんな課題や悩みを抱えているかなど知る由もなかったことに気づかされたのでした。まさに支店長から指摘されたように、自分のマネジメントスタイルには、人としての血が通っていなかったのです。
かの西郷隆盛は多くの日本人にとって理想のリーダーとして尊敬され続けています。彼の生涯と行動はリーダーシップの模範として現在に至るまで長きにわたって語り継がれています。彼の誠実さや公正さは、多くの人々に深く信頼されましたが、彼は自分の利益よりも公共の利益を優先し、その行動は多くの人々に模範とされました。明治政府に対しても、自らの意見を貫き、常に自らの信念に従い行動し、必要とあれば対立も辞さない姿勢を見せていました。彼の人間性と魅力は、同僚や部下だけでなく、多くの民衆にも広く支持されました。それは個人的な栄誉や富を求めず、常に公のために奉仕することを重んじました。彼の無私の精神は、彼の行動全てに現れており、これが理想のリーダー像として現在の日本人にまで評価される一因となっています。
大久保利通は「マネジメントの人」として高く評価されています。彼は明治新政府の設立と組織運営において、明治政府の主要ポストを歴任し、近代日本の基盤を築くための数々の重要な改革と政策を実行しました。また、欧米視察を通じて先進的な技術と経済モデルを学び、それを日本に導入すべく、産業の振興を図るため殖産興業政策を推進し、鉄道や通信、製糸業などのインフラ整備を進めました。また、外資の導入や技術の移転にも積極的に取り組み、近代国家の基盤を作るための法制度の整備にも尽力しました。彼の卓越した国家構想力に基づくマネジメントとその実行力が、今の日本を創ったといっても過言ではありません(しかしながら、意外に歴史的にあまり高く評価されていないのが残念です)。
私の経営コンサルタントとしての経験から言えば、経営がうまく回っている会社は、組織のトップであるNO1と、経営幹部であるNO2でその役割を上手に分担しているするケースが多く見受けられます。一般的で最も多いケースでは、社長が強いリーダーシップを発揮する傍ら、副社長(あるいは専務)などのNO2が管理部門を掌握し、全社のマネジメントを担当するケースが多いように感じています。(その逆はあまり見受けられません)。企業経営とは、企業経営者が大きな経営という観点から、この二つの機能を「いかにバランス良く発揮させられるか」ということであり、トップとNO.2が円滑なコミュニケーションの下で、うまく役割分担することによって、経営がうまく機能し好業績に結び付いていくのではないかと思われます。
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